【口内炎には鉄分・ビタミン】

栄養バランスの偏りは、短期では問題にはならないものの長期化すると健康を害する原因になっていきます。
口内炎においても、栄養バランスの偏りは発症リスクを高める原因にもなっているのです。
口内炎を予防するには、どのような栄養の摂取に気を使えば良いのかを解説していきます。

口内炎,鉄分,ビタミン

口内炎のための鉄分・ビタミン補充

人間が必要とする栄養素には、身体を作るタンパク質と活動のためのエネルギー源となる炭水化物、熱を作りだし身体に必要な物質の材料となる脂質、身体の調子を整えるビタミン、血液などに関わるミネラルがあります。このうちのどれか一つでも欠けると、健康を維持することは難しくなり、病気になる可能性が高まるのです。

口内炎に関わる栄養

特定の栄養の欠乏や過剰摂取は、病気を発症する原因になることがあります。口内炎の場合、鉄分とビタミンB2の欠乏によって発症しやすくなることがわかっています。鉄分は血中に含まれるヘモグロビンの元となり、ビタミンB2は身体の調子を整えるだけでなく皮膚や爪などの再生にも関与しています。
これらの栄養素が欠乏することで、頬の粘膜組織の再生が充分に行われなくなり炎症が起こりやすくなってしまうのが口内炎の原因の一つとなっているのです。

栄養不足・欠乏の原因

口内炎を引き起こす鉄分・ビタミンB2の欠乏は、食事の偏りに原因があるものといえます。鉄分やビタミンB2が豊富に含まれている食材には野菜が多く、肉食を中心とする食生活を好む風潮が強い現代の食生活では、必然的に不足しがちになる栄養素になっているからです。
ファーストフードやインスタント食品を献立の中心にした一人暮らしの若者も多く、栄養バランスの改善を行う機会が得られない人も少なくないのが現状なのです。

口内炎予防のための栄養摂取

不足しがちな栄養素を補給するには、サプリメントで補うよりも一日の食事を見直して栄養バランスを補正していくことが重要になります。サプリメントでの栄養補給は手軽に出来ますが、胃や腸の消化・吸収力が低下するというデータもあります。食生活全体の栄養バランスを見直し工夫していくことは、食生活の彩りを豊かにすることでもあるのです。

ビタミンB2を含む食材

口内炎の予防だけでなく、生活習慣病の予防や美肌にも効果があるビタミンB2を含む食材としては、ほうれん草やピーマンなどの緑黄色野菜が挙げられます。緑黄色野菜以外では、ピーナッツなどのナッツ類や豚肉、牡蠣や鰹などがあります。

鉄分を含む食材

血液の生産にかかわり、貧血予防効果がある鉄分は肉や野菜に含まれています。しかし、身体が吸収しやすい鉄分はほうれん草などの野菜よりもレバーなどの肉類に多く含まれています。動物性の鉄分はビタミンCと、植物性の鉄分は動物性タンパク質と一緒に摂取することで吸収率が高まります。

口内炎を防ぐ料理

これらのことを踏まえて考えると、「ほうれん草のおひたし」や「レバニラ炒め」などが口内炎予防のための料理として優れているといえます。緑色の野菜を多く使ったサラダも、ビタミンB2の摂取に向いた料理です。
ビタミンB2は熱に弱く水に溶けやすいので、栄養を逃さないよう手早く調理してしまうのが大事です。鉄分を多く含むレバーは、臭みがあるので牛乳に漬け込むなどの下準備を欠かさないようにしましょう。

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