【口内炎を侮ると】

多くの人は、口内炎を一過性の症状と考えて適切な治療を行なわないままに放置して、自然治癒するのを待っているのではないでしょうか。
実際の所、適切な処置を行われなかった口内炎は病気の原因に繋がることがあるのです。
口内炎がどのような病気と関連性があるのかを紹介していきます。

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口内炎に関連する病気とは?

口内炎は口の中に出来た小さな傷が発展して発生したものです。口内炎を放置していると、重篤な病気に発展してしまうことがあります。また、場合によっては口内炎に似た症状を表す病気であることも少なくないのです。

口内炎に酷似する病気

口内炎と取り違えられやすい病気は意外と多いものです。代表的なものでは帯状疱疹や単純疱疹、麻疹などが挙げられます。帯状疱疹と単純疱疹は、ストレスや過労によって身体の抵抗力が低下することで人体常在菌のヘルペスウィルスの感染症が現れる病気なので、ヘルペス性口内炎に酷似した症状が現れます。麻疹の場合もカタル期にカタル性口内炎に酷似した症状が現れるため、口内炎と間違えやすい病気となります。

手足口病とは?

口内炎に酷似した症状を表す病気の一つである手足口病は、抵抗力の弱い子供に多く見られる感染症です。コクサッキーウィルスやピコルナウィルスを原因として発症する手足口病は、口内炎に酷似した水ぶくれや発熱などの症状を現します。乳幼児に発症した場合、重症例も多く命に関わる場合も少なくない恐ろしい病気でもあります。成人の発症例はごく稀なものですが、皆無というわけではないので大人も用心しておく必要があります。

口内炎から発展する病気

口内炎は、口の中に出来た傷を原因として発症する場合があります。口内炎の主な患部となる口腔内は、粘膜によって覆われています。口腔内の粘膜は、弱い刺激でも細胞が剥がれ落ちる性質があると同時に強い再生力を発揮する性質を持っています。
そのため、口内炎は2週間程度で自然治癒しているのですが、アフタ性口内炎のように再発性の高い口内炎を患っている場合、口内炎で出来る瘢痕が潰瘍から腫瘍化してしまう可能性が出てしまうのです。口内炎から腫瘍に発展した場合、口腔がんや舌癌などが疑われます。

口内炎から発展する病気

口内炎が怖い病気であるということは、「腫瘍に発展するから」という理由だけではありません。「食事が楽しめなくなる」ということも、大きな理由の一つなのです。
口内炎によって炎症が起こった患部は、本来の機能が損なわれているだけでなく熱いものや香辛料などを味覚の要素としてではなく痛みとして感じるようになっています。そのため、カレーのような辛い食べ物やおでんのような熱い食べ物は口内炎を起こしている場合控えなければなりません。
人間は好きな食べ物や美味しい食べ物を食べることでストレスを解消しているため、口内炎はストレスを増幅させる原因にもなっているのです。このような食事における悪循環もまた、口内炎を患う辛さの一つとなっているのです。

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